「頻繁にクラッシュする新しいAndroid11端末」を手に入れました。ROMは「EUバージョン」ではなく、「Non-EUバージョン」です。この端末を、『Gmail』『Line』『zoom』といったアプリを日常的に使う「一般的なユーザー」向けに、安定化させることにしました。
前提として、端末はroot化することにします。「一般ユーザー向け」とはいえ、実用で利用するのであれば、私の好きなファイアーウォールアプリ『AFWall+』を入れたいからです。
それでは、さっそく安定化させてみましょう。
(1)「頻繁にクラッシュする新しいAndroid11端末」を出荷時の状態に戻してください。
出荷時の状態に戻す方法について
- メーカーのROMをお持ちの場合は、「EUバージョン」のROMでフラッシュしてください。
- 端末の「設定>システム>リセットオプション」をご利用になる場合は、ここでもまたクラッシュしてイライラするかもしれませんが、辛抱してやり切ってください。
(2)「クラッシュしないAndroid端末」(お手持ちの端末、古い端末)からapkを抜いてください。
- 「クラッシュしないAndroid端末」(お手持ちの端末、古い端末)のAndroidのバージョンは何でも構いません。安定している場合は、もちろんAndroid11でもOKです。
- 抜いたapkを保存する場所は、ローカルマシンでも、microSDでも、どちらでも構いません。
- 抜き出し作業をアプリでご実施になりたいかたには、『Apk Extractor[No Ads]』をおすすめします。
(3)「頻繁にクラッシュする新しいAndroid11端末」の電源をオフにしてください。
(4)「頻繁にクラッシュする新しいAndroid11端末」にsimカードが入っている場合は、simカードを抜いてください。
(5)「頻繁にクラッシュする新しいAndroid11端末」の電源を入れてください。電源を入れたあと、少し待つと表示される「言語の選択」からふつうにセットアップウィザードに従って進みますが、wifi設定も、グーグルアカウントへのログインもスキップして、セットアップを終了してください。
(6)「頻繁にクラッシュする新しいAndroid11端末」をひととおりセットアップしたあと、アプリ『設定』を開き、「開発者オプション」をONにし、「OEMロック解除」をONにしてください。
- 「開発者オプション」をONにするには、アプリ『設定』の「デバイス情報>ビルド番号」を何度か押してください。
- 「OEMロック解除」は、アプリ『設定』の「システム設定>詳細情報>開発者オプション」のなかにあります。
- アプリ『設定』の上部や、通知欄に、「設定の続きをやりましょう」という内容の通知が表示されますが、無視してください。
(7)「頻繁にクラッシュする新しいAndroid11端末」をroot化してください。
私どもは、root化ツールは、『Magisk』をおすすめいたします。
(8)(2)で抜き出しておいたapkのうち、『Nova Launcher』のapkを「頻繁にクラッシュする新しいAndroid11端末」に入れて、インストールしてください。そして、アプリ『設定』の「アプリと通知」にて、『Nova Launcher』を「頻繁にクラッシュする新しいAndroid11端末」の「デフォルトのホームアプリ」としてご設定ください。
(9)「頻繁にクラッシュする新しいAndroid11端末」にプリインストールされていたランチャーアプリを完全に削除してください。
参考: 私どもの次の記事をご覧ください: "Androidスマホにプリインストールされていた外部と通信するマルウェア入りランチャーアプリをアンイストールし、『Nova Launcher』を入れる方法"
(10)「頻繁にクラッシュする新しいAndroid11端末」に『ATOK』をインストールして、『ATOK』を「頻繁にクラッシュする新しいAndroid11端末」の言語入力ソフトとして設定してください。
『ATOK』の設定指示に従いますと、自動的に、『ATOK』を端末の言語入力ソフトとして設定することができます。
(11)「頻繁にクラッシュする新しいAndroid11端末」から『gboard』を削除してください。
削除のしかたは、私どもの記事"Androidスマホにプリインストールされていた外部と通信するマルウェア入りランチャーアプリをアンイストールし、『Nova Launcher』を入れる方法"でご紹介した方法をおすすめします。
(12)(2)のapkを利用して、「頻繁にクラッシュする新しいAndroid11端末」に、ファイアーウォールアプリ『AFWall+』をインストールして、ご設定ください。
- アプリ「Androidの設定」(複数ある場合はそのすべて)が外部と通信しないようにしてください。
- メーカーのアップグレード用アプリがある場合は、外部との通信を遮断してください。
(13)「頻繁にクラッシュする新しいAndroid11端末」から不要だとお思いになるアプリを削除してください。
私は、端末のパケットの流れをみて、不要なアプリを決めています。
(14)(2)のapkを利用して、「頻繁にクラッシュする新しいAndroid11端末」のアプリを上書きしてください。 『Google』『Play Store』『開発者サービス』『Carrier Service』『グーグルドライブ』『Files by Google』『フォト』は、できるだけ上書きしてください。
(15)「頻繁にクラッシュする新しいAndroid11端末」のアプリ『設定』の「開発者オプション」をオフにしてください。
(16)「頻繁にクラッシュする新しいAndroid11端末」のsimスロットにsimを差し、電話とデータ通信とができるようにしてください。
(17)「頻繁にクラッシュする新しいAndroid11端末」のwifiを設定してください。
(18)アプリ『設定』の一番上に表示される(または、通知に表示される)「セットアップの続きをしましょう」を押して、ウィザードに従ってセットアップをしてください。
グーグルアカウントにログインしてください。
(19)「頻繁にクラッシュする新しいAndroid11端末」のアプリ『Play Store』を開き、アプリの一括アップグレードを実行してください。
(20)「頻繁にクラッシュする新しいAndroid11端末」のアプリ『Play Store』を開き、システムツールアプリ『[ROOT]System Tools Android』をインストールしてください。『[ROOT]System Tools Android』の「アプリマネージャ」を利用して、メーカーのアップグレードアプリを無効にしてください。
『Androidの設定』という名称のアプリのうち、アプリ『設定』の画像とは似ていない画像が表示される『Androidの設定』アプリがありましたら、無効にしてください。
(21)「頻繁にクラッシュする新しいAndroid11端末」のアプリ『Play Store』を開き、SMSアプリ『Signal』をインストールし、使える状態に設定してください。アプリ『設定』にて、『Signal』を「デフォルトのSMSアプリ」にご設定ください。
(22)「頻繁にクラッシュする新しいAndroid11端末」のアプリ『[ROOT]System Tools Android』の「アプリマネージャ」を利用して、アプリ『メッセージ』を無効にしてください。
参考(2022年5月21日追記)
それでも安定しない場合は、トロイの木馬が仕込まれている可能性があります。
次の2つのURLを参考にしてください
『China ELF botnet malware infection & distribution scheme unleashed』
参考(2022年5月29日追記)
次の3つを参考にしてください
参考1:外部記事
Microsoft Finds Critical Bugs in Pre-Installed Apps on Millions of Android Devices
参考2:当社調べ
「Androidシステム(UID1000)」が外部接続するIPアドレス:154.223.168.72 (TCP443番ポート)
- 条件:ファイアーウォールで外部接続を停止済み。
- 結果: ファイアーウォールで止めているため、実際の接続はない。
参考3:当社調べ
アプリ「Nova laucherの設定」を開くと接続するIPアドレス:45.56.71.66 (TCP443番ポート)
- 条件:「アップデートの確認」機能は停止済み。ファイアーウォールで外部接続を停止済み。
- 結果: ファイアーウォールで止めているため、実際の接続はない。
参考(2022年7月4日追記)
次の記事を参考にしてください
参考:当社調べ
「(UID1073)」が外部接続するIPアドレス:119.63.197.139 (baidu.jp)(TCP443番ポート)
- 条件:ファイアーウォールで外部接続を停止済み。
- 結果: ファイアーウォールで止めているため、実際の接続はない。
参考(2022年8月22日追記)
次の記事を参考にしてください
参考:外部記事
"TheTruthSpy exposed: This spyware lookup tool says if your Android device was compromised"
参考(2023年5月15日追記)
次の記事を参考にしてください
参考:外部記事
"Millions of Android Phones Comes Pre-Infected with Malware Firmware"
- 'The manufacturing of the gadgets is outsourced to an original equipment manufacturer (OEM). According to the researchers, this outsourcing makes it possible for someone in the manufacturing process, like a firmware provider, to infect devices as they are shipped out with malicious code. '
- (自動翻訳)
'ガジェットの製造は、 相手先商標製品製造業者 (OEM) に委託されます。 ''このアウトソーシングにより、ファームウェア プロバイダーなどの製造プロセスに携わる者が、出荷されるデバイスに悪意のあるコードを感染させることが可能になります。 '
by RainbowLinkInc ( 2023-05-15T17:12:23+09:00 ) ( 1658022501153382401 )
https://twitter.com/RainbowLinkInc/status/1658022501153382401
参考(2024年1月28日追記)
当社も、次の意見に同感です。
参考(2024年2月19日追記)
次の記事を参考にしてください
参考:外部記事
"How Cops Can Secretly Track Your Phone"
このページのURL: https://jp.Rainbow-Link.com/marketing_article75.htm
RainbowLink Inc. ( 株式会社レインボーリンク )
https://jp.Rainbow-Link.com/
株式会社レインボーリンク
https://jp.Rainbow-Link.com/