ロリポップサーバーで、2階層目に独自インストールしたWordPressをサブドメインサイトとして表示する方法

この記事の公開年月日:  ロリポップで「普通にマルチサイト設定作業」をして「マルチサイトエラー+500番エラー+WAFにひっかかる」でびっくりなさいましたら、お試しください。

先週、私どもは、ある法人に、WordPressサイトを納品いたしました。

この案件の納品作業には想定以上の時間がかかったので、きょうは、設定方法を、メモがわりに公開しておこうと思います。

納品作業は表題のとおりなのですが、具体的に条件を列挙すると、次のとおりです:

  • (1)WordPressを、ロリポップのサーバーにインストールする。クライアントが購入していたレンタルコースは、ビジネスプラン
  • (2)サーバー付属の簡易インストールを使わず、WordPress公式サイトからダウンロードした最新版を発注者指定の場所にインストールする。
  • (3)発注者にWordPressをインストールするよう指定された場所は、第二階層。具体的には、http://サイト名.com/first-dir/wordpress/。
  • (4)http://サイト名.com/first-dir/wordpress/を、http://sub-domain.サイト名.com/で表示できるようにする。

私どもが(1)に着手する前に、http://sub-domain.サイト名.com/のDNS情報はウェブに伝播している状態でした。

そのため、私どもは、(1)に着手する前は、「設定作業は通常どおりすぐに終わるもの」と考えていました。

「すぐに」とは、具体的には、納品作業に着手してから表示確認をするまで3時間ほどの長さをいいます。私どもはWordPressサイトを発注者のために構築させていただくに際しては、一旦デモサーバー上にデモサイトを構築し、発注者ご自身にも動作確認をしていただくという方法をとります。したがって、「WordPressサイト作成案件」の【セルフお見積もり計算機】

  • +WordPressを本番環境にインストール、デモのデザインをコピー、カテゴリとプラグインとウィジェットの設定、ルートディレクトリでサイトを表示するための設定

をご購入いただいている場合、本番環境で私どもが納品作業として実施させていただく作業としては、WordPressをインストールして、デモサイトの内容を「コピー」(インポート)して、プラグインや手動設定部分を設定するだけなのです。DNSが伝播している場合、表示確認も含めて、通常は3時間ほどで作業が終了します。

今回も「通常どおり3時間ほどで終わる」との見込みのもと、私どもは納品作業に着手しました。私どもは、まず「サブドメインサイトとして表示する」という条件を満たすため、サブドメイン化の通常の手順「マルチサイト」の設定をすることにしました。

ところが、ロリポップでは、「DNSでサブドメインをワイルドカート指定する」ことができないので、マルチサイトの設定ができないことが分かりました。

ロリポップのサーバー仕様書を見たところ、ロリポップサーバーでWordPressサイトをサブドメイン運用したい場合、「ロリポップが用意した簡易WordPressインストールツール」を利用することを推奨していることが分かりました。が、私どもはサーバー付属のインストールツールを利用してWordPressサイトを構築することはいたしておりませんので、この方法を採用することができませんでした。

そこで、ロリポップのDNS仕様を確認したところ、ロリポップのビジネスコースでは、サブドメインの設定を「ユーザー専用ページ」(いわゆる管理画面)で行うようになっていることが分かりました。「サブドメイン名」と「サブドメインサイトとして表示するディレクトリ」とを一対一で紐付ける仕様でした。つまり、ロリポップでは、2階層目に独自インストールしたWordPressをサブドメインサイトとして表示するには、マルチサイト設定するのではなく、「ユーザー専用ページ」のサブドメイン管理画面で当該ディレクトリにポイントすればよかったのです。

私どもは、ロリポップの「ユーザー専用ページ」(管理画面)のサブドメイン管理画面で、サブドメインの公開フォルダを、クライアントが

  • first-dir

に設定したところを

  • first-dir/wordpress

に変更しました。そして、DNSの伝播待ちをしたところ、20分くらいで、http://サイト名.com/first-dir/wordpress/ を、http://sub.サイト名.com/ で表示することができました。

ロリポップでいつものとおり「マルチサイト設定作業」をしたところ、なぜか「マルチサイトエラー+500番エラー+WAFにひっかかる」状態が出来しましたら、ぜひ、上記、お試しください。