「復元できない」とされた「Googleアカウント」を復元した方法

この記事の公開年月日:  |   再度root化したあと、端末メーカーが配布しているROMの『Google Playストア』を、apkmirror.comからダウンロードした『Google Playストア』に置き換えた。  | この記事のURL: https://jp.rainbow-link.com/marketing_article78.htm

復元前

「復元できない」状態とは

デバイス保有者が復元できないことに気づいた状態

  • 「ログイン中の端末」はない(すべての端末でログアウト済み)
  • バックアップコードを使い果たした(バックアップコードが一つも機能しなかった)
  • 「ログイン画面」で「メールアドレス」と「パスワード」を入力すると「お客様のアカウントであることを確認できませんでした」というエラーが表示され、「アカウントの復元」リンクが表示される。
  • 「アカウントの復元」で「メールアドレス」と「パスワード」を入力すると「お客様のアカウントであることを確認できませんでした」というエラーが表示される。
  • 「アカウントの復元」の「復元用メールアドレス」を入力すると確認コードが送信されてくるが、それを使ってもログインできない。「お客様のアカウントであることを確認できませんでした」というエラーが表示される。
  • デバイス保有者がTwitterでGoogle公式アカウントに復元を依頼する。オペレーターによるサポートを受けたが、復元に失敗した。

復元に至るきっかけ

ある日、Android端末に差しておいたバックアップ用のmicro SDの内容が、すべて消えた。外部からの侵入の形跡はない。

「外部からの侵入の形跡がないのに、micro SDの内容が消えた(システムが操作された)」とすると、root化するときに端末のメーカーの公式サイトからダウンロードしたROMのGoogle Systemsが汚染されていた可能性しか残らなかった。

このことに思い至ると、アプリ『Google Playストア』にバグが多かったことが自然と思い出された。アプリ内部購入を復活できなかったり、アプリ履歴の未インストールアプリタブがいつまでも読み込み中になっていたりした。

そこで、アプリ『Google Playストア』を調べることにした。そして、「Playストアのバージョン」欄に、本来は表示されるべき「Playストアを更新」というリンクと「詳細」というリンクが表示されていないことがわかった。

復元方法

端末を消去し、再度root化したあと、端末メーカーが配布しているROMの『Google Playストア』を、apkmirror.comからダウンロードした『Google Playストア』に置き換えた。すると、「Playストアのバージョン」欄に、「Playストアを更新」というリンクと「詳細」というリンクが表示されるようになった。そして、アプリ内部購入が復活し、アプリ履歴の未インストールアプリタブも瞬時に表示されるようになった。

念のため、アプリ『Google SystemのWebView』『com.google.android.gms』も置き換えた。

復元完了

apkmirror.comからダウンロードしたアプリに差し替えた結果、アプリ『設定』>「アカウント」>「アカウントを追加」から、「メインのGoogleアカウント」を追加することができた。Googleの「アカウントの復元」の手続きをする必要はなかった

復元したアカウントにログインして「端末の管理」タブを見ると、「ログインしている端末」欄に表示されているのは、現在使っている端末の名前、ひとつだけだった。乗っ取られていたわけではなかった。

参考(2022年8月22日追記)

参考:外部記事

"TheTruthSpy exposed: This spyware lookup tool says if your Android device was compromised"

参考(2023年5月15日追記)

次の記事を参考にしてください

参考:外部記事

"Millions of Android Phones Comes Pre-Infected with Malware Firmware"

  • 'The manufacturing of the gadgets is outsourced to an original equipment manufacturer (OEM). According to the researchers, this outsourcing makes it possible for someone in the manufacturing process, like a firmware provider, to infect devices as they are shipped out with malicious code. '
  • (自動翻訳)
    'ガジェットの製造は、 相手先商標製品製造業者 (OEM) に委託されます。 ''このアウトソーシングにより、ファームウェア プロバイダーなどの製造プロセスに携わる者が、出荷されるデバイスに悪意のあるコードを感染させることが可能になります。 '
    by RainbowLinkInc ( 2023-05-15T17:12:23+09:00 ) ( 1658022501153382401 )
    https://twitter.com/RainbowLinkInc/status/1658022501153382401

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