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WordPressサイトの引越しにつきまして。私は、自力で、元サイトを新サーバーに丸ごとコピーしました。そして、元サイトのために購入した有料テーマと有料プラグインをアンインストールして、再インストールしたのですが、以前設定した情報が表示されるプラグインと、以前設定した情報が消えているプラグインとがあります。どちらかがウィルスにやられたので、そういう動きになっているのでしょうか?

いいえ、「ウィルスにやられた」というわけではないかと存じます。私どもの考えでは、「開発者または販売業者の好みが反映されているだけ」です。

以下、詳しくご案内いたします。

WordPressのエンドユーザーがテーマやプラグインを一旦アンインストールして再度インストールしたときに、「アンインストール前にユーザーがデータベースに設定したり登録したりしていた情報」が復活することもあれば、復活しないこともあります。挙動がマチマチなのは、アンインストール時にデータベースに登録されている情報を消去するのか保存しておくのかは、実質的に、「開発者の判断」に依存する内容だからです。

WordPressのシステムは、ユーザーがテーマやプラグインをアンインストールしようとするとき(「削除」をクリックしたとき)、「本当に**を削除しますか? 」とか、「本当に**とそのデータを削除しますか? 」とかいったダイアログボックスを表示します。「データもすべて消去するのか、データは残しておくのか」は、テーマやプラグインの開発者が決めることができます。

たとえば、私どもは、私どもが開発配布販売しているプラグインにおいて、ユーザー様が私どものプラグインをアンインストールなさろうとするとき、「本当に**とそのデータを削除しますか? 」が表示されるように設定しております。が、2024年9月まで、私どものプラグインの実際の挙動は、「ユーザー様がアンインストールなさっても、ユーザー様がデータベースに登録した情報を削除しない」というものでした。つまり、私どもは、ユーザー様がアンインストールなさったとしても、データベースにユーザー様がご設定になったデータを残すようにしておりました。と申しますのは、WordPressのユーザー様はSEOに熱心なかたが多いため、データベースクリーナーで定期的にアンインストールしたプラグインを自動的に完全削除なさるに違いないと考え、「うっかりアンインストールしてしまった直後に再インストールした時の再設定の面倒臭さ」を解消することを優先したからです。

なお、有料テーマや有料プラグインには、独特の挙動がございます。有料テーマや有料プラグインの開発者は、「ライセンスキー」でユーザー認証をしています。が、開発者によっては、「ドメイン」で不正利用のチェックを行っていることがあります。そのため、引越しがうまくいかないことがあります。


【編集履歴】
2024年9月21日 私どものプラグインのアンインストール時の挙動を完全削除に変更したため、記述を過去形に変更いたしました。



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